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蛾類

今年、撮ったスカシバガ

キタスカシバ

ある種のカミキリを探しながらヤナギ類を見て回った時のことです。目指すカミキリはいませんでしたが代わりに根元の草に何か大きな蛾がいて、見つけた途端に「これはスカシバだ」とわかりました。見つけた当初は葉の上でじっとしていたのですが、いざ撮ろうとし始めるとブルブルと翅を震わせ始めたのでした。そして一回、シャッターを押した瞬間にヤナギの上の方へと飛び去ってしまったのです。

2022年8月3日撮影

帰ってから本(注1)で調べてみると、どうもキタスカシバのようで

「日本産のスカシバガのなかで、もっとも大きいもののひとつで、なおかつ珍品であり、同好者の憧れの種であった」

「擬態する蛾 スカシバガ」有田 豊 他著 (有)むし社 2000年

との記載が見られました。ところがその後に

「フェロモン(注2)に飛来することが分かってからは、どこでも、誰にでもたくさん採れるようになり、一気に駄物と化してしまった」

「擬態する蛾 スカシバガ」有田 豊 他著 (有)むし社 2000年

とのこと。

「う~む、そうならもっときちんと撮るべきだったな」と思ったものでした。何故なら↑の個体はフェロモンとかではなく自然の状態で撮ったものだからです。

キタセスジスカシバ

アカマダラの幼虫を観察中に見つけたもので今度の相手は全く動きませんでした。カメラで近寄っても動く気配がなかったのです。気温が低かったからかもしれません。それで「帰りに女史への土産に持って帰るかな。。」などと考えていたのですが帰りに見てみると何処かへ飛び去ってしまった後でした。

2022年8月30日撮影

これもなんという種かわかりませんでしたので(注1)の本で調べてみました。
するとセスジスカシバの項に

「北海道産は別亜種として区別されている。なお、北海道亜種にエゾセスジスカシバという和名が適用されていたが、別種と誤解されやすいので。。」

「擬態する蛾 スカシバガ」有田 豊 他著 (有)むし社 2000年

との記載が見られたのでした。そこで別の本(注3)で調べてみたところキタセスジスカシバ(明色型)と記載されていたのでした。

この種は幼虫の時には各種のイチゴを食べているらしいのですが野生のイチゴと言えば近くにナワシロイチゴが沢山生えていて、それを取ってきてジャムにしたのです。が。。地元の人は余り関心がないらしく、従い取り放題なのでした。

2022年7月31日撮影
2022年8月6日撮影 時々食べながら「いちご狩り」
2022年8月16日撮影 ナワシロイチゴで作った苺ジャム

尚、他にはモモブトスカシバ を撮っていますが、この種については拙ブログ2022年8月19日付けをご覧下さい。

(注1) 「擬態する蛾 スカシバガ」有田 豊 他著 (有)むし社 2000年

(注2) 合成性フェロモン 

(注3) 「北海道の蝶と蛾」堀 繁久 他著 北海道新聞社 2015年

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タテハチョウ科

フタスジチョウの観察(その1)

越冬前のフタスジチョウ

このフタスジチョウの幼虫を見つけたのは、いつものように女史の方でした。
従い、先ず女史が撮り始めていました。私はと言えば女史の脇でじりじりしながら。。
「嗚呼、早く撮り終わらないかなぁ。。」
「早く撮らないと巣へ戻ってしまうかもしれない。。」
と半分、焦りながら待っていたのです。

何故かと言えばフタスジチョウの幼虫を撮るのはこれが初めてでしたし、それに10月末の時期に幼虫が巣の外にいるのは珍しいのでは?と思っていたからです。普通であれば巣にこもっている筈なのでした。まぁ、女史の方も「いつものことよ」と早目に席を譲ってくれたのが幸いでした。

幼虫は10月末という時期にもかかわらず巣から外へ出て、半分枯れかかったホザキシモツケの葉を摂食する為か、または日光浴をする為か、はたまた巣の補強をする為に巣の外に出て全身を晒していたのです。

2022年10月30日の観察
ホザキシモツケの葉に向かう幼虫
この日、摂食する様子はありませんでした。撮影の気配を察して警戒したのかもしれません。
巣へと戻る幼虫
巣に到着した幼虫・お尻が見えています。
葉と茎は吐糸でしっかりと結ばれています。

この幼虫を撮りながら。。

「家で飼ってみたいな」
「ホザキシモツケを移植するかな」
との思いが頭をかすめました。
このまま放ってしまうと幼虫は何者かに寄生されてしまうか、もしくは捕食されてしまう可能性がありましたし、それにホザキシモツケという食草は花が美しいので庭にあってもおかしくないのではないかと考えたからです。

しかし、一方では今までNeptis属についてはコミスジ 、ホシミスジ、ミスジチョウなどを観察してきましたが全て自然の状態で見てきたことや観察地が家から近いこと等から、このまま放っておくことにしたのでした。

今年はフタスジチョウの成虫については一度、見かけただけで、それもスレた個体でしたから「あれっ、このチョウはこんなに少なくなってしまったのかな?」などと考えていましたが、ちゃんと生き残っていたことがわかり嬉しい限りです。

来年、↑の幼虫のその後を見てゆく予定ですが、他にも数頭の巣を見つけていますので多少は頭数が減ったとしても何とかなるでしょう。

来年に続く。。

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シジミチョウ科

オナガシジミの観察(その1)

卵探し

今シーズンはオナガシジミを目撃はしました。
けれど余り上手くは撮れませんでした。とにかく敏感でなかなか近寄らせてもらえなかったのがその理由です。
8月4日に何とか一枚だけ撮影できました。

「あれっ、このチョウってこんなに敏感だったっけ?」

実際、ここのオナガシジミは個体数が少ない上に、そのサイズもウスイロオナガシジミと変わらないほどに小さくて、また敏感なのでした。

そこでこのチョウを飼育したいものだと考えました。未だ一度も飼ったことがないし、それに卵を見つけるのは子供時代の経験から、さほど難しくは無いことを知っていたからでした。

ところが食樹のオニグルミは日持ちが悪いのです。その辺りについて本(注)には次のように記載されています。「  」内引用

「クルミは日持ちも水揚げも悪いですから、近くに植えておかないと、最後まで飼うのは難しいです」

(注)「スーパー採卵術」小路嘉明 蝶研出版編集部 1989年

そうなら自然の状態で観察してみようか。。
とは言っても、いちいち樹に登るわけにはいきません。もう年も年だし、それに↑の本にも「クルミは木質が柔らかく、かなり太い枝でもあっさり折れてしまいます」と書いてあるのです。そこで背の届く範囲で卵を探してみようと考えました。
すると想像していたよりも簡単に卵が見つかったのです。

9月27日撮影
10月18日撮影のクルミの木

見つけた卵は樹の本数5本で10卵です。
10卵見つけておけば来年、寄生などで目減りはしたとしても、また多少は幼虫が見つからなくても何とかなりそうです。卵の在り処には園芸で使う「結束バンド」を用いました。

後は来春を待つばかり。果たして結果はどうなるのでしょう? 
2022年10月24日記

来年に続く。。

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いろいろな虫たち

美麗なタマムシ

7月上旬のことです。近くの山をNoreenさんと女史とともにゆっくりと慎重に歩いていました。と言うのもクスサンの幼虫であるシラガタロウがそれこそ沢山いて、それが地面を這っているからでした。踏まないように気をつけてはいるものの時々は踏んでしまい靴底にグニャっと何とも言えぬ感触が伝わってきていたからです。

「何かカミキリでもいないかな。。」と一本、一本、丹念に見て回りました。すると半分、枯れたようなハルニレの樹に何か光っているようなカミキリがいました。

「カミキリがいたよ、早く!」と私
「えっ、これ、これはカミキリじゃないよ」と女史
「エッ、じゃあ何?」と私
「カミキリよか、もっといいものだよ」と女史
「こっ、これは。。タマムシじゃん」と私
「よく見つけたね、イェーィ」と女史

以前より目が悪くなったのは年のせいで、これは仕方がないことでしょう。

見ていると2匹が出会ってカップル成立

帰ってから名前を調べてみると、どうもキンヘリタマムシと言って北日本に多い種らしい。
ただ8mmほどの小さい種ですので、それがカミキリと誤認した理由だったのかもしれない。
何れにしてもタマムシの美麗種が撮れて嬉しい限りです。

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タテハチョウ科

アカマダラの幼虫だと思ったら

何かタテハっぽい幼虫を見つけたのはいつものように女史の方でした。
「この幼虫、何かチョウっぽい」と女史
「これは。。何だろう?」と私
「これはクジャクじゃないことははっきりしてる」と女史
「角が短いからアカマダラかな?」と私
「そうなら、嬉しいのだけど。。」と女史

そこでこれが何なのかを調べるために飼ってみることにしたのは、もうお盆を過ぎた頃でした。食草としてエゾイラクサとカラハナソウを入れておいたのですが、このカラハナソウも入れたのは件の幼虫がカラハナソウにいたからでした。が。。ちっとも食べない。

食べないどころか段々と小さくなってしまったのだ。「えっ?」とは思ったが、もともと成虫が小さいのだし、それに他の何かを食べるとしても、それが何かが皆目わからない。それで、そのまま放置しておいたのです。

ところが2~3日後に見てみると前よりも大きくなっていたのです。
飼育ビンの底には脱皮殻。

「何だ、脱皮の為だったんだ。。」

ただ一つ、不思議なことがありました。それは食草としてエゾイラクサとカラハナソウを入れておいたのは前述の通りですが、食べた痕をみてみるとカラハナソウにしか食べた痕が残っていなかったことです。

「何でだろう? この種もクジャクチョウと一緒でカラハナソウも食うのかな?」

その辺りを図鑑(注)で調べてみると、食草としてはエゾイラクサとホソバイラクサしか記載されていませんでした。

「ひょっとしてアカマダラじゃないかもしれない!?」

そう、思わせたのは食草のことだけではありませんでした。幼虫のサイズです。
一時は小さかった幼虫ですが、その後はモリモリと食草を食べて、すでに30mmを超えるに至りました。

「これはおかしい、じゃあ一体、何だろう?」

「チョウじゃないかもしれない」

そこで前述の図鑑で調べてみると、何とシータテハもカラハナソウを食べることがわかったのでした。
それまではシータテハというチョウはハルニレのような樹木だけを食べているものだと思い込んでいたのです。

これがシータテハだとすれば、このまま蛹化して秋型の成虫として羽化してくるはずですが果たして。。

8月29日撮影 モリモリと食べています
8月30日撮影 前蛹になりました
8月31日撮影 蛹になりました

それから9日後のことです。
羽化してきたのは期せずしてシータテハでした。

「えっ、アカマダラとシータテハの区別も出来ないの?」って思われるかもしれませんね。
でも、アカマダラの明色型の幼虫のことを思えば、今まで両種とも見たことがない者にとっては間違ってもおかしくはないでしょう。

このチョウの幼虫のことを今までは知らなかったので何か得した気分です。

9月9日撮影 無事に羽化しました

(注)完本 北海道蝶類図鑑 永盛俊行 他著 北海道大学出版会 2016年

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タテハチョウ科

カラハナソウとクジャクチョウ

このチョウの幼虫集団を見るのは実に久々で恐らく未だ高校生か中学生の時以来ですから50年以上は経っていました。当時は少し山へ入ると、このチョウの黒々とした若齢集団が目についたものでした。

が。。今でもそれは何ら変わっていないことがわかりました。近くの山へノコノコと行ってみると食草のエゾイラクサにこの幼虫集団がいてホッとしたものです。6月末のことでした。

6月25日撮影:第一世代の幼虫
7月7日撮影:同蛹 蛹化当初は緑色をしています。幼虫時代は真っ黒だったのに。。

さて、それから一ヶ月くらい後の話です。20頭以上が食草のエゾイラクサに陣取ってモリモリと食べていましたが、その辺りにエゾイラクサは一本しか生えておらず餌不足になるのは目に見えていました。
すると女史が存外、怖がりもせずに幼虫を一頭ずつ食草から引き離して近くのエゾイラクサへと移動させたのでした。女史曰く「何でかわからないけど、この幼虫には触れるの。他の毛虫はダメだけどね」

7月30日撮影:第2世代の幼虫

その辺りを一回りしてから前の地点へ戻ってみると、別々の葉にくっつけた幼虫は集団へと戻っていました。
やはり未だ集団の方が良かったのでしょう。

7月30日撮影

ところで↑とは別の場所へと移動中に「あれっ?」と思わさせる光景を目にしたのでした。
それはクジャクチョウの幼虫集団がイラクサ類ではない何か別のもの。。蔓性の何かを食べている光景でした。
「う~む、これは新知見かもしらんな。。」と思い写真を撮りまくりました。その上でその植物が何であるかを調べるために少し取って帰りました。

8月15日撮影
8月21日撮影
同上
同上

帰宅後に調べてみたら、どうもカラハナソウという植物であることがわかりました。蔓性であることや茎に短い棘のあることから、そう判断しました。このカラハナソウとはビールに用いるホップに近い種です。その辺りはウィキペディアに依れば。。

「ビールの苦味、香りの原料となるホップ(セイヨウカラハナソウ、Humulus lupulus )は、カラハナソウと近縁で別の変種とされる。本種の種子も齧るとホップと同様の苦味がある。」

ウィキペディア

このチョウがイラクサ類以外の食草を食べているとは全く知りませんでしたが、女史は「じゃあ、実がなったら採っりにこようよ」と言っていました。
一体、何の為に?

このカラハナソウという植物には雄株と雌株があるようで写真を見てみると、どうも雄らしい。。ってことは何れにしても実は期待出来そうもありません。

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カミキリ類

ルリボシカミキリの巻

ことの始まりはカラスと会話していたp女史でした。
カラスが「カァ、カァ、カァ」と鳴いたら、それに対して女史も「カァ、カァ、カァ」と続けるのである。それを繰り返していたら最後にはカラスの方が呆れてか、飛び去ったと言うのである。それを目で追っていたら飛んで行った方向にある樹に青いものが!

慌てて女史がその樹のもとへと駆けつけてみたら、そこにルリボシカミキリがいたと言うのだ。

ところで私がその騒ぎに気付いたのは女史が走り出した時のことでした。最初は意味がわからなかったのですがルリボシが目に入った瞬間に合点がいったという次第でした。

「嗚呼。。何年振りだろう?」

以前にこのカミキリを見たのは埼玉県の秩父で恐らく10年以上は経っていました。でも何度見ても、このカミキリの美しさは他に例えようもないほどで、まさにカミキリ界の女王としての輝きを持っていたのでした。女史の方は「全てはカラスのお陰ね。。」と言っていたのが可笑しかったものです。

7月17日撮影

その後、最初にルリボシを見つけた同じ樹には決まって、この種がいて交尾も見られました。
つい、少し前まで交尾まで見られるなんて思いもしませんでしたから最初にこの種を見かけた時と同じように何枚も何枚も撮ったものでした。

7月30日撮影

ところが久々にルリボシを見ることが出来て喜んだものの、その後は山へ行く毎に、この種を見る事になって、それは一ヶ月以上に及んだのでした。
当初は撮りまくっていたものの段々と撮るのに飽きて来て「せっかくだから撮るか。。」とシャッターを2~3回押しておしまいとなってしまったのでした。

8月15日撮影
同上

でもあの青色はいつまで経っても忘れることが出来ないでしょう。
その辺りを、かの福岡伸一博士は次のように述べられています。(注)「   」内引用

「もっともあこがれた青は、空の青さでもなく、海の青さでもなかった。フェルメール・ブルーでもない。それはルリボシカミキリの青だった。ビロードのような輝きをたたえた深い青。それは塗られた青ではなく、金属のように内部から放たれる青。こんな青はフェルメールだって作りだすことができない。その青の上に、くっきりとした漆黒の斑紋が散っている。長く優美に伸びる触角。そこにも青と黒が交互におかれている。あきるほど図鑑で眺め、ずっと恋い焦がれた。一度でいいから実物がみたい。何日も、何シーズンも野山をさまよった。しかしこの小さなカミキリムシを採集することはできなかった。」

(注)ルリボシカミキリの青 福岡伸一著 文藝春秋 2012年発行
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蛾類

イブキスズメの巻

オナガシジミを撮らんとしてp女史と共に朝から意気込んで裏山へと行ってみたのは8月6日のことでした。
けど残念乍らその姿を見ることはありませんでした。
が。。代わりにスズメガの一種を見つけたのでした。スズメガが草に鎮座していたのを見つけたのですが、草が被っていたのでそのままでは撮れません。
それで女史に「大丈夫だよ、草をどけても。。スズメガの仲間は昼間は飛ばないから」と言いました。それで女史が草をどけようとした途端に意外にも飛んだのでした。
それも猛然と凄いスピードで。。
しばらく辺りを周回した後で、見えてる辺りに着地しましたので、そこへ二人して駆けつけたら今度の方が撮りやすい場所だったので、これ幸いとばかりに撮りまくらせてもらったという一幕でした。

自宅の近くにて

帰ってから調べてみるとイブキスズメという、かなりの珍種。
ヤナギランやカワラマツバを食べているようでした。ヤナギランなら近くに自生はしているものの少ないので恐らくはカワラマツバを食べているのだろう。何れにしても珍しさという意味合いにおいては今年度の一番かもしれないが、どうせなら赤い後翅をもう少し上手く撮りたかったなぁ、と後から思うのでした。

でもネットに記載されている内容で一番、衝撃的だったのは「昼行性」でした。
「う~む、それで昼から、あんなに元気だったんだ。。」

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食べてみた

タモギタケの巻

8月上旬にひとりで近くの山へ行ってみると。。

「旦那さん、こっちに生えているキノコ、ほらあの黄色いキノコだけど、あれ食べられるかどうか知らんかね」と山で出会った見知らぬお婆さん。

「キノコのことは全くわからないけど、なんか食べられそうですね」と私

「ナラになるものは昔から食べられると言うけど、これがナラかどうか?」とお婆さん。

実際、キノコは倒木の上に生えていたのでナラかどうかまでわからなかったのだ。しかし見た目には実に美味しそうだったので帰ってからウィキペディアで調べて見たら、どうもタモギタケと言って北海道に多く夏だけに生えるものらしくて「野生下ではニレの木に発生することが多い」とのこと。

「う~む、あれはハルニレの倒木だったんだ。。」と妙に感心したのであったが、ともかく食べられるどころか、すごく美味しいらしいのだ。別名コガネシメジとかダシキノコとも言うらしい。

ところが相棒である女史はキノコというキノコは全て食べられないので話をしても全く興味なし。そこで女史の留守にまた山へひとりで出かけてきたのだ。
キノコは誰かに採られることもなく新しいのが出ている。これ幸いとばかりに二株ほど採ってきてネットの調理法で試してみた。食べる際に「まさか毒キノコでは。。」と多少の心配はあったが思いきって食してみた。油炒めである。

食べてみたら。。ネット通りにシャキシャキとはしていたが、そんなに美味いとは感じなかったので今度は別の調理法を試してみようかと思っている。
まぁ、来年の話だが。。

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タテハチョウ科

コヒオドシの巻

「一度でいいからコヒオドシを飼ってみたいな。。」と考えていました。
と言うのも成虫は見かけていても未だ幼虫を見たことが無かったからでした。
そこで、まずその手始めとして「庭の隅にでもエゾイラクサを植えておきたいな」と考え、それをp女史に伝えたところ「絶対、ダメよ。。植えなくても、その辺に生えているじゃない」とピシャリ。嗚呼。。

コヒオドシの幼虫に最初に出会ったのは、それから幾日とはかかりませんでした。
6月中旬のことです。
近くの山を徘徊しているうちに「あっ、これそうじゃない」と指差したところを見てみると、そこには確かに図鑑で見覚えのあるお姿があったのでした。女史に言わせれば「見た瞬間に、これはチョウの幼虫っぽいなとわかった」とのこと。あれを見て、そう思うのはフツーじゃないなと思ったのでした。

ただ見つけた日には幼虫はすでに終齢となっていたせいで全部で3頭しか見つかりませんでした。そこで2頭を捕獲して飼うことにしたのです。

6月中旬

幼虫はすくすくと育ち、やがて前蛹・蛹を経て、羽化したのは7月2日のことでしたが、実はその前の6月末にはすでに、辺りをコヒオドシが飛び回っていたのでした。

コヒオドシの前蛹
コヒオドシの蛹
羽化直後の個体
6月末 付近を飛び回っていた個体
同上
同上

このコヒオドシは越冬明けの色が醒めている方が好きなのですが、こうして久々に羽化間もない個体の翅の色合いを見ていると子供の頃が懐かしく思い出されるのでした。