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タテハチョウ科

コヒオドシの巻

「一度でいいからコヒオドシを飼ってみたいな。。」と考えていました。
と言うのも成虫は見かけていても未だ幼虫を見たことが無かったからでした。
そこで、まずその手始めとして「庭の隅にでもエゾイラクサを植えておきたいな」と考え、それをp女史に伝えたところ「絶対、ダメよ。。植えなくても、その辺に生えているじゃない」とピシャリ。嗚呼。。

コヒオドシの幼虫に最初に出会ったのは、それから幾日とはかかりませんでした。
6月中旬のことです。
近くの山を徘徊しているうちに「あっ、これそうじゃない」と指差したところを見てみると、そこには確かに図鑑で見覚えのあるお姿があったのでした。女史に言わせれば「見た瞬間に、これはチョウの幼虫っぽいなとわかった」とのこと。あれを見て、そう思うのはフツーじゃないなと思ったのでした。

ただ見つけた日には幼虫はすでに終齢となっていたせいで全部で3頭しか見つかりませんでした。そこで2頭を捕獲して飼うことにしたのです。

6月中旬

幼虫はすくすくと育ち、やがて前蛹・蛹を経て、羽化したのは7月2日のことでしたが、実はその前の6月末にはすでに、辺りをコヒオドシが飛び回っていたのでした。

コヒオドシの前蛹
コヒオドシの蛹
羽化直後の個体
6月末 付近を飛び回っていた個体
同上
同上

このコヒオドシは越冬明けの色が醒めている方が好きなのですが、こうして久々に羽化間もない個体の翅の色合いを見ていると子供の頃が懐かしく思い出されるのでした。

作成者: clossiana

1950年生。北海道育ち。
大学進学で上京。そしてそのまま就職。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。
こまったものだ。
蝶や昆虫の観察記録や思い出など。このブログは殆ど何の役にも立ちませんのでそのおつもりで。
2022年からは北海道在住。

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