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蛾類

モモブトスカシバの怪

このガは珍しいのだと私は思い込んでいました。
と言うのは今までに栃木で一度だけしか見たことがなかったからです。
ところが近所の山では沢山の個体が昼間から飛び交っているのが見られました。昼間からと言うのはこの種がもともと昼行性だからなんですが、それにしても沢山の本種が飛び回り吸蜜などを行なっていました。

ところが撮影中に気付いたのですが、何か変なんです。
何が変かと言えばどうも2種が混ざっているような感じなんです。先ずサイズが違っていること。そのサイズが大きいのと小さいのがいて当初は♂♀の違いだろうと思っていたのですが交尾カップルを見てみると、いずれも小さい方同士だったのです。もう一つは色合いです。大きい方は白っぽく見えるのに対して、小さい方は黒っぽいのです。
どう言うことなんだろう?

7月中旬撮影 大きい方の個体
撮影日:同上 小さいもの同士のカップル。
上の2枚の写真では違いが余り良くわからないでしょうが大きさが違うのです。

さてモモブトスカシバの食草はアマチャヅルです。
余り聞いたことがない植物ですが図鑑で調べると「う~む、これがそうなら沢山生えているどころか、アマチャヅルだらけだ」と思わせたのでした。

7月中旬 アマチャヅル

作成者: clossiana

1950年生。北海道育ち。
大学進学で上京。そしてそのまま就職。
子供の頃に患った蝶への熱病が98年、30年ぶりに再発。今のところ完治の見込みなし。
こまったものだ。
蝶や昆虫の観察記録や思い出など。このブログは殆ど何の役にも立ちませんのでそのおつもりで。
2022年からは北海道在住。

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